田舎の職場って馴染めない人にとっては苦痛でしかありませんよね。
「毎日上司がネチネチ言ってきて、つらい…」
「あいつの周りはいつも楽しそうだな…俺だけ仲間外れにされている?」
といった感じで、人間関係にうんざりしている人は多いのではないでしょうか?
田舎には特有の人間関係があります。
- 古いタイプの上司が多い
- 縄張り意識が強い
- 全員一緒に頑張る仲間意識
こういった人間関係に馴染めない田舎の若者は本当に多いです。
それでも「会社を辞めたくなる時はあるけど…我慢すれば何とかなる」と嫌々ながら毎日働いているのではないでしょうか?
ということで今回は、「田舎の職場に馴染めない」「人間関係にうんざりしている」という人たちに向けて解決方法を紹介します。
この記事を読めば
- なぜ、田舎の職場は馴染めないのか?
- 嫌な人間関係を我慢し続けると、どうなるのか?
- 面倒な人間関係を解決する方法は何か?
が分かります。
あなたが今抱えている会社での居心地の悪さが少しでも解消されれば嬉しいです!
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田舎の職場に馴染めない理由は?
田舎の職場に馴染めない人の一番の理由は「人間関係」です。
はっきりいって、田舎の職場の人間関係は面倒くさいです。
理由は次の2つが考えられます。
- 「オレの言う事だけ聞け」という古いタイプの上司が多い
- 全員一緒に仕事をやるぞという謎の仲間意識
順番に解説します。
①古いタイプの上司が多い
「ガミガミ言ってくる」「理不尽な要求を平気でしてくる」
いわゆる、古いタイプの上司は田舎では当たり前のように存在します。
ひと世代上の人たちは「上司に怒られてなんぼ」で育ってきているので、部下に対しても「怒って育てるのが正解」というスタンスの人が多いような気がします。
特に田舎だと、転職も少なく職場の新陳代謝が進まないので、いつまでたっても「古いタイプの上司」が発生します。
また、田舎の会社はとにかく対応が遅いです。
「上司にパワハラを受けた」「上司のせいで鬱になりそう」と会社に訴えたところで、中々動こうとしません。
実際私の会社でも、上司のパワハラを報告しても会社が対処してくないパターンを何度も見てきました。
部下は上司を選べませんからね。
パワハラ・ブラック上司に当たる確率が高い田舎では、上司のせいで職場に馴染めないという人が本当に多いです。
②「全員一緒」という謎の仲間意識
田舎の大きな特徴に「仲間意識」があります。
もちろん、困っている時に助け合うのは大切なことです。
一方で
- お前だけ活躍するのは許さん
- 全員で一緒に残業するぞ
というような、変な「横一線主義」がある会社も多いです。
個人的には、この「全員一緒」という考え方が苦手です。
1人でできる仕事は1人でやりたいし、仕事は終わった人から帰ればいいですよね。
今の若い人は、このような考えを持っている人が大半ではないでしょうか?
しかし、田舎の職場ではこのワンマンプレーがひどく嫌われます。
個人としてスキルが高くても、コミュニケーション能力が低いとそれだけで「あいつは無能」と思われます。
「本当はこうした方が効率いいのに…」とストレスを抱えた結果、いつまでたっても馴染めない、なんて人も結構います。

田舎の人間関係は早めに克服するべき
「正直、職場に馴染んでいるとは思えないけど、やめるのはもったいないしな…」
こんな風に、毎日我慢しながら働いている人もいると思います。
ですが、こじれた人間関係のまま働き続けるのは危険です。
大ベストセラー「嫌われる勇気」では、「すべての悩みは対人関係の悩みである」とまで言うほど、人間関係でのトラブルや問題は尽きません。
特に田舎は特有の人間関係があるため、より人間関係で悩む人は多いです。
面倒な人間関係を抱えていることは、爆弾を常に持っているのと一緒です。
確かに今は我慢すれば大丈夫かもしれませんが、いつ爆発するか分かりません。
- たまりにたまった上司からのストレスで、急に体が動かなくなった
- 仲間外れにいよいよ耐えられなくなり、突然会社に行けなくなった
などがいつ起きても不思議ではありません。
準備もしないまま働けない体になったら、転職すらできません。
急な退職で転職する気力すら起きない
➡1年間、貯金を食いつぶして生活
➡いよいよやばいと思い、転職活動するもニート期間が長く失敗
➡再びブラック企業に勤務するも、また働けない体に…
ということが起きても何ら不思議ではありません。
そうならいためにも、面倒な田舎の人間関係はとにかく早めに解決しておいた方がいいです。
田舎の面倒な人間関係を解決する方法
それでは、田舎の面倒な人間関係を解決するにはどうすればいいのでしょうか?
私がおススメするのは、次の3つの方法です。
- 相手のことを「判断」しない
- 過去は「忘れる」
- 相手を「新しい人」と考える
これは、私が愛読する「反応しない練習」に書かれている内容を元に編み出した方法です。
入社1、2年目の時に「なかなか職場に馴染めないな…」と悩んでいた私が、この方法を試してから人間関係のストレスがかなり軽減できました。
それでは、詳しく解説していきます。
①相手のことを「判断」しない
そもそも、人間はなぜ落ち込んだり不安になったりイライラしたりするのでしょうか?
「反応しない練習」によると、人間の悩みのすべては「心が反応」しているから、といいます。
分かりやすいように、具体例でお話しします。
毎日、満員電車で通勤している2人がいます。
Aさんは「今日もこんでいるな」と気分が落ち込みます。
一方で、Bさんは「いつものことだよ」と何食わぬ顔をしています。
これこそが、「心の反応」です。
満員電車に乗るという現象に対し、Aさんは心が反応を示し憂鬱な気分になったのに対し、Bさんは心が反応していないからストレスにならないというわけです。
このように、
- ストレスや悩みが生まれるのは「心が反応」するからである
- 同じ状況でも、その人が反応するかしないかで悩みは大きくも小さくもなる。
ということをまずは理解してください。
では、人間関係の悩みはどうでしょうか。
「あの人苦手なんだよね」という場合を想像してみて下さい。
- 嫌な人だ
- 自分勝手な人だ
- 私の意見が否定されてばかりでムカつく
こういう風に思った人は、まさに「心が反応して、相手を判断」してしまっています。
これこそが、「いつまでたっても職場に馴染めない」と感じてしまう根源です。
では、どうすればいいのか。
ずばり「相手の言動や行動に対し、一切の判断をしない」ことです。
極論を言ってしまえば、何か言われても「こいつ嫌い!」と思わずに、受け流しさえすれば心は反応せず悩みは生まれないのです。
とはいえ、「理不尽な事を言われたら、どうしてもイライラしてしまうよ」という気持ちはよくわかります。
そんな時に役に立つことが、「頭の中を言語化」することです。
- また、上司に「君はいつも…」としつこく追及された
- 私だけいつも怒られる。自分が可哀相。悪くないのに
- どうして、上司は怒るんだろう?私が気に食わないから?
- でも、私の何がダメなんだろう?う~ん、わかんない
- わかんないから、深く考えるのはやめよう
- あいつのせいで、あれこれ悩むのなんてアホらしい
こんな風に気持ちや事実をどんどん言葉に書いていきましょう。
頭の中だけで考えるのではなく、パソコンでもスマホでも紙に書くでもなんでもいいですが必ず文字にしてください。
これはやってみると分かると思うのですが、こうして目に見える形で言葉にしていくだけで自然と心が落ち着いてきます。
私はいつも、何か嫌な事を言われて心が反応したと思ったら、トイレにこもりスマホで5分ほど思いを書きなぐっています笑
こうするだけで、マジで冷静になれます。
「反応しない練習」では、この方法を「ラベリング」と読んでいます。
日常の動作でも「今、歩いている」「パソコンで作業している」と、ありのままに言葉で確認します。こうして、心の状態、体の動作を客観的に言葉で確かめる習慣を身に付けるのです。実践していくと見えてきますが、言葉で確認すると「反応から抜け出せる」ので、心は落ち着きをとりもどします。
これは人間関係で悩んでいる人にとって、即効性があり効果が大きい方法なので、ぜひ一度試してみて下さい。
②過去を「忘れる」
2つ目のステップは「過去を忘れる」ことです。
人間という生き物は、知らず知らずのうちに「過去」を元に相手を判断してしまいます。
- 1週間前に小言を言われてから、顔を見るのが嫌になった
- 新人の時に怒鳴られたから、部長には今も相談しづらい
みたいな経験は誰もがあると思います。
これは、相手に反応しているというよりも、実は「過去の記憶に反応している」状態なんです。
他にも、「午前中に嫌味を言われた日は、ずっとイライラやストレスが収まらない」ということありますよね?
小言を言われたときの怒りは、確かに「言われた相手に心が反応した」結果です。
しかし、何時間後になってもなお残るイライラは、「相手に反応している」からではありません。
「過去の自分の記憶」に反応しているんです。
小言を言われたあの時を思い返しては、勝手に反応してイライラしているんです。
「記憶にイライラしている」と思うと、なんだか馬鹿らしく思えませんか?
良好な関係ができる前に嫌な事を言われたら、その人は「ずっと嫌な人」になりがちです。
しかし、これではその人を見るたびに記憶に心が反応してストレスがたまるだけです。
ここは「過去は過去」と割り切った方が100倍お得です。
もし、嫌な記憶がよみがえったら「これはただの記憶」と冷静に理解して、感情を鎮めるようにしましょう。
③相手を「新しい人」と考える
最後のポイントは、どんな相手も「新しい人」と捉える考え方です。
先ほども言ったように、人間は自分の記憶を元に「あの人はこういう人」と判断しがちです。
ですが、今目の前にいる相手は、あの時の人とは別人です。
なぜなら、「心の状態」が違うからです。
ご自身を想像して考えてみて下さい。
例えば、自分の母親と接するときに、自分がイライラしている時と平穏な時では話し方が全然変わってきたりしませんか?
心の状態によって、人間ってあっさりと変わるんです。
過去に嫌な事が言われた相手もあの時は心が乱れていただけかもしれません。
今目の前にいる相手は、あなたと友好な関係を築きたいと思っているかもしれません。
ですから、あなたも「この人は新しくなった人」と思って接すれば、苦手意識が自然と消えるはずです。
ほかにも「反応しない練習」には「人間の悩みを消す方法」が具体的に紹介されています。
本を読めばさらに理解も深まりますので、興味がある人はぜひ読んでみて下さい。
ちなみに、Amazonのオーディオブック「Audible (オーディブル)」で「反応しない練習」の朗読を聞くこともできます。
Audible (オーディブル)は、最初の1冊は無料で読めるというお得キャンペーンもやっているのでおススメです。
オーディオブックについては、こちらの記事「サラリーマンにおススメのオーディオブックを紹介!使い方と合わせて解説」に詳しく書いています。

どうしても田舎の職場に馴染めない人は…
上記で紹介した、「面倒な人間関係を解消する3つの方法」は私自身が使ってみて効果的だったテクニックです。
とはいえ、この地球には本当にさまざまな人間がいます。
こちらがいくら対処しようが、問答無用で攻撃してきたり、居心地を悪くしたりする人はいます。
残念ながらそのような人がいる職場にあたったら、自分の力ではどうしようもありません。
毎日会社で疲弊して、心も体もボロボロになるくらいだったら、私は転職をおススメします。
「あいつのためになんで自分が転職しないといけないんだ」という気持ちは分かります。
ですが、そういう人間に対して何の対処もせず放置しているような会社であれば、はっきりいって居続けるべき会社ではありません。
別に今すぐ転職をする必要はありません。
ですが、転職活動を始めることで「新たな選択肢が見つかったり」「自分のスキルを成長させる意欲につながったり」と、心に余裕が生まれます。
転職活動は、早ければ早く始めるほど圧倒的に有利になります。
とりあえず「転職サイト」に登録する。
とりあえず「転職エージェント」に相談してみるだけでも、今後の将来に大きなメリットを生んでくれます。
それぞれ「田舎の人こそ転職サイトを絶対に使うべき理由!メリットやおすすめサイト解説」と「田舎サラリーマンの転職エージェント活用法!選び方やおススメを解説」で詳しく説明しています。
「転職活動といっても何をすればいいの…」と悩んでいる人は、ぜひ読んでみて下さい


田舎のうんざりする人間関係からおさらばしよう!
「すべての悩みは人間関係に尽きる」と言われるぐらい、誰もが人間関係に頭を悩ませます。
繰り返しになりますが、田舎ほど人間関係にうんざりする場面は本当に多いです。
ド田舎の地元で5年以上働いた私は、「ほんと田舎の人間関係って面倒くさいわ」と思うことが何度もありました。
サラリーマンにとっては会社は人生の大半を過ごす場所ですからね。
ここで人間関係がうまくいかないと人生が本当につらくなります。
すでに、「なんか職場に馴染めていないな…」と思っている人は、今回紹介した方法をとにかく一度試してみて下さい。
自分も相手も行動によってしか変えることはできません。
ですから、「まずはやってみる」を意識することがめちゃくちゃ重要です。
今回ご紹介した「反応しない練習」を読んだり、転職サイトに登録したりするのもその一歩です。
これを機会に、あなたの職場環境が少しでも改善されればうれしいです。
